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ゴムチューブ開閉器(グロメット開閉器)

ゴムチューブ開閉器(グロメット開閉器)とは

電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束にした集合部品である「ワイヤーハーネス」。ワイヤーハーネスは乗用車・商業車・バイク・旅客機・航空機など、多くの電気配線を必要とする様々な機械装置で用いられています。

それを保護するためのゴム製のチューブ(カバー)である「グロメット」を装着しやすく機械がゴムチューブ開閉器(グロメット開閉器)です。

ゴムチューブ開閉器(グロメット開閉器)の特長

作業効率アップ!従来より能率、生産性向上!

ワイヤーハーネスへのグロメット装着は、従来、人手によって行われてきました。それゆえ、手間も人員も、そして時間もかかり、非常に生産効率が悪いものです。さらには、ワイヤーハーネスごとに装着するグロメットのサイズは異なるため、人手作業にる装着ミスが起きることもあります。

装着ミスが起きた際には、作業ラインを止め、考えられる限り遡って製品のチェックを作業員総出で行うなど、大変なことになってしまいます。生産効率が落ちてしまうのは当然です。

そこで、当社ではこの作業の機械化を実現。従来と比較して手間も人員も、そして時間も、すべてを削減し、ランニングコストを削減し、同時に生産性のアップへも貢献します。

コンピューター制御で人手いらず


作業内容をコンピューターへ入力し、制御させることで人員・時間を大幅に削減できます。

コンピューターへの入力は、タッチパネル操作で行います。グロメットの種類に合わせた作業パターンを作成し、コンピューターへ保存しておけば、作業時にはそのパターンを選択するだけでグロメットに合わせた動きを機械が行ってくれます。つまり、「誰でもできる」ということです。

当ゴムチューブ開閉器を使ってのグロメット装着の手順は以下の通りです。

当ゴムチューブ開閉器を使ってのグロメット装着の手順

  1. タッチパネルでグロメットの種類に合わせたパターンを選択する
  2. 本体右爪にグロメットをセットする⇒フットスイッチを踏む
  3. 本体右爪が中央に動く⇒グロメットの左側の穴に本体左爪をセットする
  4. フットスイッチを踏む⇒両側の爪が開く⇒ワイヤーハーネスを通す
  5. フットスイッチを踏む⇒両側の爪が閉じる⇒ふっとスイッチを踏む
  6. 本体右側爪が右にスライドしグロメットから抜ける
  7. 本体左側爪からグロメットを抜く

もちろん、限られた人員のみコンピューターへの入力ができ、システム変更できるように、パスワードロックの機能もついています。

さまざまなサイズのグロメットに対応

上述しましたように、「グロメット」を一言で表現すると「配線カバー」ですが、様々な種類があります。太いもの / 細いもの、長いもの / 短いものと多種多様です。

当開閉器では、グロメット広げてワイヤーハーネスを通す作業に必要な太さに合わせた開閉可動域、および、必要な長さに合わせた前後の開閉可動域を設定できますので、どのようなグロメットであってもオールマイティに対応できます。特に、長さが短いグロメットについては、別途「コンパクトゴムチューブ開閉器」を併用して実現しています。


導入されたお客様の声

人手に頼っての作業ゆえ、不良品も多数、人員を常に2~3人はつけておかなければならない状態。ここまで人件費をかけているのに量産性が低いため、当然生産コストが非常に高くなっていて悩みの種でした。

「機械化・自動化できないか?」と考え、ゴムチューブの開閉器をいろいろと探してはみましたが、あらかじめ決めておいたグロメットにしか対応できない機械ばかりでした。そこで、以前から取引実績のある大森さんへ相談してみました。さまざまなグロメットへ対応できるのはもちろんこと、作業パターンを事前にコンピューターへ記憶させておけば、あとは選ぶだけという、当社にとってはとても魅力的な提案をしてくれました。

その後、大型ゴムチューブ開閉器も導入し生産性・量産性が著しく向上しました。人員数は以前通り2~3人体制ですが、機械を1人1台で使ってますので生産量は3倍以上に向上、しかも不良品の削減も実現でき、当社としては本当に助かっています。生産コストの削減、ランニングコストの削減と嬉しいことばかりです。

ゴムチューブ開閉器(グロメット開閉器)の開発のポイント

グロメットに合わせた稼働域を記憶させ、グロメットの開閉の可動域とは別にその長さに合わせるための前後の可動域をつけたり、コンピューター制御を導入したりと、実現には非常に苦労しました。

様々なグロメットに対応できるようにパターン記憶型にする

ワイヤーハーネスには長短・太い細いといった種類がありますので、それに応じてグロメットにもさまざまな種類があります。ですから、多種多様なグロメットへ対応できなければなりません。そこで、開閉の可動域はもちろん、開閉させる長さ(奥行き)の可動域も調整、決められるようにし、それをパターンとしてコンピューターへ記憶させられるようにしました。

パターン化して記憶させておけばいちいち設定変更する必要なく、パターンを選ぶだけで誰でもグロメットの装着が可能となります。

1名で作業可能とする

あらかじめ作業パターンを登録しておけば、本体へグロメットをセットしてあとはフットスイッチを踏むだけの単純作業を可能としました。作業は1人だけで十分、2~3人も人員を置く必要はなく、大幅なコスト削減を実現します。

誰でも作業をできるようになるので、新人作業員でも即戦力化できることも当開閉器導入のメリットとなるでしょう。

コンピューター制御の実現

特に、パスワード設定を可能とし、限ぎられた人員のみによる設定変更可能にすること。コンピューター制御を導入しても、誰でもシステム変更が可能では、結局グロメットの装着ミスが生じてしまいます。そこで、パスワード設定可能なコンピューターとして、責任者のみが設定変更を可能としました。

寸法・重量、性能

寸法W : 130mm × D : 800mm × H : 1200mm
重量280Kg

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